カネヒキリ骨折、引退せず現役続行

とら

2009年05月07日 11:07

 5日に船橋で行われた交流G1、かしわ記念で2着に敗れたカネヒキリ(牡7歳、栗東・角居厩舎)が、レース中に左第3指骨を骨折していたことが6日、分かった。同馬には、G1レース8勝の新記録がかかっていたが、ゴール後に内田が下馬。左前脚を気にするなど、故障発生が心配されていた。

 全治は未定だが、角居調教師は「それほど小さい骨折ではない」と長期休養を余儀なくされたことを示唆。今後については、オーナーサイドと話し合った結果、引退せず現役を続行することになった。「屈けん炎から立ち直った馬。もう一度、復活を期待して待ってあげたいということです」と話し、2度の屈けん炎を乗り越え、G1・7勝を挙げた生命力に期待を寄せた。

 この先、手術などを行う予定はなく、痛みが引くのを待ってから、宮城・山元トレセン経由で北海道安平町のノーザンファームへ放牧に出される。